富裕層に人気の旅行先ランキングが発表、コロナ禍の影響が浮き彫りに
2021年の夏もコロナ禍により、旅行プランは大きな影響をうけそうです。
富裕層向けのクレジットカードの代表格であるダイナースクラブ プレミアムカード(以下、プレミアムカード)を発行する三井住友トラストクラブ株式会社は、プレミアムカード会員の旅行に関する問い合わせデータを公開しました。
ダイナースクラブ会員から見る富裕層に人気だった旅行先ランキング2020年度の国内旅行関連の問い合わせ件数は、新型コロナウィルス感染症の拡大の影響もあり2019年度比で34%減という結果でした。
しかし、目的地別に問い合わせ件数を比較すると「小笠原・八丈島・伊豆七島」が前年比173%増、「北関東」が前年比123%増、「伊豆」が前年比117%増、「箱根・湯河原」が前年比115%増となっており、首都圏から近い観光地の問い合わせ件数は大きく増加しました※。
(※ダイナースクラブ会員の居住地域は、東京都32.1%、神奈川県10.7%、埼玉県5.2%、千葉県5.1%と一都三県で50%以上を占める)
また、富裕層の動向としてもう1つ特徴的な点は、「離島」を行先に選ぶ方や、ヴィラ・スイートルーム・露天風呂付客室など、お部屋内で完結できる宿泊先を選ぶ方が多くなったという点です。