楽しいはずの旅先で…
中国からの観光客が日本に来るも、心臓発作で倒れて入院――。それだけでも痛ましい出来事であるが、患者の治療をめぐって波紋が広がっている。
毎日新聞によると、発作を起こしたのは72歳の男性医師で、9月2日に来日した直後から不調をおぼえ、空港近くのホテルで意識を失ったという。
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保険は適用されず
男性は泉佐野市の病院に救急で運ばれたが、累積した治療費は、16日の時点で658万円にものぼる。当然、来日前に加入した旅行保険に申請をはかったが、「既往症には適応されない」とのことであったという。
外国への旅行に際して、不慮の事故や病気は誰にとっても恐ろしいものであるだけに、私たちも自分が加入する保険について、内容を精査するようにしたい。
なお、一緒に来日した医師の妻は取材に対し、悲嘆にくれながら下記のように答えた。
親切にしてくれた日本の病院関係者には本当に感謝してる。20年、30年かけても分割で支払いたいが、そのすべもない
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