くらし情報『介護費総額(平成22年度上期)は、前年の5%増に--国民健康保険中央会』

介護費総額(平成22年度上期)は、前年の5%増に--国民健康保険中央会

目次

・地域密着型と居宅の両サービス費伸びが大きく
・受給者の介護費月額は平均で16.2万円に
介護費総額(平成22年度上期)は、前年の5%増に--国民健康保険中央会
国民健康保険中央会は14日、平成22年度上半期分の介護費等の動向を発表した。

これによると、サービス件数は5,794万件(対前年同期比5.6%増)、サービス日数は6億3,707万日(同6.4%増)、介護費の総額は3兆9,476億円(同5.0%増)と、いずれも前年より5%以上の増加となった。

地域密着型と居宅の両サービス費伸びが大きく

サービス別でみると、居宅サービス費は1兆9,318億円(同7.3%増)、地域密着型サービス費は3,465億円(同9.7%増)、施設サービス費は1兆6,692億円(同1.6%増)となり、地域密着型サービスの伸びが顕著だったが、居宅サービスの増加も大きかった。

また、受給者数は上半期平均で406万人(同4.5%増)となり、認定者数の同501万人(同4.2%増)に対する受給率では81.0%という結果となった。


受給者の介護費月額は平均で16.2万円に

そして、受給者1人当り平均介護費月額は、上半期平均で16.2万円だったという。これをサービス別でみると、居宅受給者が10.9万円、地域密着型サービスの受給者が22.3万円、施設受給者が33.1万円とのこと。

なお、要介護度区分別にみると、受給者数は上半期平均で要介護2が78.3万人と最多で、介護費については、同じく要介護4が9,047億円で最大だったという。

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