AIGが、総額48億ドルでスター生命とエジソン生命の譲渡を完了
AIG系2生保の買収
米国のプルデンシャル・ファイナンシャル(以下プルデンシャル)と、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は、2月1日に日本のAIGスター生命とAIGエジソン生命の株式譲渡が完了したと発表した。
取得総額は約48億ドルにのぼり、うちおよそ42億ドルが現金で、約6億ドルは買収先の負債の引受けとなっている。またプルデンシャルの発表によれば、スター生命とエジソン生命の顧客は、これによって契約に影響を受けることはない。
買収された両生命は、今後プルデンシャルの日本における生保事業体の1つ、ジブラルタ生命の子会社となって事業を行っていく。
2012年に統合・合併予定
現行の計画では、両生命の銀行窓販業務を除く事業は、監督官庁の許認可を得たうえで、2012年第1四半期(1~3月)中に、ジブラルタ生命と統合・合併する予定となっている。合併の完了までは現在の商号が使用される。
また今回の取引が完了したことに伴い、2月1日付でエジソン生命の代表取締役社長に、プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命の代表取締役副会長である、松澤 泰(まつざわとおる)氏が就任した。スター生命は変わらない。
最高経営責任者の言葉
今回の発表に際し、米プルデンシャルの会長兼最高経営責任者ジョン R. ストレングフェルド氏は、下記のようなコメントを述べている。
本取引が成功裏に完了したことで、今後はグループとしての相乗効果を最大限発揮させながら、日本においてスケールメリットを享受することでもたらされる質の高いサービスと競争力をさらに強化していきます。
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