【子育てパパ・ママのための、お金の習慣】がんサバイバーママに聞いた 乳がんに負けないがん保険の選び方
抗がん剤治療を受ける場合、かつらを使うこともあり、医療費以外の支出も増える可能性があります。乳房再建手術が保険適用になったとしても、1年目の負担は50万円近くかかってしまうケースは多いといえます。
そのため、入院だけに備えるものではなく、通院治療にも対応できるがん保険を選ぶ必要があるといえます。
高額療養費制度の自己負担限度額(70歳未満 2013年度)
がん診断給付金と通院保障に注目する
がん保険選びで重要なのは、「がん診断給付金」です。所定の状態になった場合に100万円、200万円等の所定の一時金が支払われるものです。がん保険によって、どんなときに給付が受けられるか、再発した場合に対応しているか等の内容が異なりますので、がん保険を選ぶ場合は、がん診断給付金の内容は必ずチェックしたいものです。
がん診断給付金の内容をチェックする際のポイントは、次の3点です。
- 入院の有無
- 支払い回数
- 支払い条件(複数回払いの場合)
1.入院の有無
がん診断給付金には、
(A) がんと診断されたら、入院の有無を問わず給付が受けられるもの
(B) がんと診断され、入院した場合に給付が受けられるもの
の2種類があります。
(B) は(A) よりも保険料は安く設定されているものが多いです。乳がんの場合、手術のために入院するケースが多く、(B) のがん保険でも十分だというがんサバイバーママが多かったです。ただ、入院の有無を問わず給付される(A) のがん保険を選択したほうがより安心です。
2. 支払い回数
支払い回数に関しては、
(C) 1回の支払い
(D) 複数回払い(給付から一定期間を経過していて、かつ、がんと診断された場合は再度給付金を支払う。※入院が条件の保険会社もあるので注意が必要です)
の2種類があります。