「汗衫」=「かんさい」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選
読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「汗衫」って、なんと読むかわかりますか?「かんさい」ではありませんよ。「放埒」「唐箕」「焙煎」いくつ読めるか挑戦してみてください。
汗衫=かざみ「汗衫」は「かざみ」と読みます。汗を吸い取る薄い肌着を意味する言葉で、元々は「かんさん」と呼ばれていました。平安時代に入ると「かざみ」と呼ばれるようになり、貴族階級の官女や童子などが着用する、初夏の表着のことを意味する言葉になったのだそう。夏用には肩の部分が開いていて、甚平(じんべい)のように紐を通して着る「ゆだち」タイプと、袖括り(そでくくり)のあるタイプが存在します。放埒=ほうらつ「放埒」は「ほうらつ」と読みます。
大きく分けると2つの意味があり、1つ目の「勝手気ままに振る舞うこと」という意味のときは、「彼の放埓な振舞いに我慢ができない」このような使い方をします。2つ目の「道理や法から外れている」という意味のときは、「放埓なことをする人とは関わりたくない」このように表現します。唐箕=とうみ「唐箕」は「とうみ」と読みます。臼(うす)などでもみ殻を外した後、風力を起こして穀物を選別する農具の一種です。