世界初、有機営農型ソーラーハウスを共同開発へ ハルカインターナショナル、中国横店集団東磁と事業協定 2022年から有機キノコ栽培参入企業向けの販売商材に ハルカ社農場は100%脱炭素化の生産ライン構築へ
農業ハウス内はキノコ菌床を配置するため、遮光性が必要なことから、ハウスの屋根部分のパネルはほぼ全面張りの設計となり、発電量の確保も容易となります。これらの試行を重ねた上で、早ければ2022年にも、ハルカ社への事業参入企業の事業地などに、有機営農型ソーラーハウスの施工事例をつくっていきます。当面は脱炭素化の事業取り組みが急務となっている大手企業を対象に施工事例を増やしていきます。
また、日本国内販売のソーラーパネル、関連資機材のほとんどが、横店集団など中国大手メーカーによるOEM生産で供給されています。このため、有機営農型ソーラーハウスの開発を2社で行うことで、販売モデルの施設施工経費の低廉化を図り、事業参入のハードルを下げていきます。発電した電力は施設内活用で脱炭素化100%モデル農場を目指してもらうほか、参入企業ごとに電力の活用を図ってもらいます。
2社の協業では、有機ソーラーハウスの新設だけにこだわらず、工場や倉庫など大型遊休施設の居抜き活用事業でも、有機ソーラーハウスへの転用によるリノベーション戦略を事業者に提案していきます。ハルカ社の特色は、密閉型あるいは半閉鎖型施設でしかキノコ栽培ができない従来型と違う次世代型栽培モデルのため、居抜き施設利用でも独自の技術を発揮できます。