第31回中国文化之日 「Chinese Shadow Puppets 陝西皮影の世界」11月7日(日)まで好評開催中
人物の皮影は、主に頭(かしら)と胴体の2パーツから構成されます。キャラクターを確定させるうえで鍵となる頭は、性別、身分、性格等の違いで「生(せい)、旦(たん)、浄(じょう)、丑(ちゅう)」の4つに分類され、頭と胴体の組み合わせによって、無数の役柄を演じ分けることができます。
本章では、頭80点をはじめ、皮影戯を彩る個性豊かなキャラクターから脇役まで、様々な皮影たちをご紹介します。
~第3章 皮影戯(ピーインシー)を楽しむ ~
「皮影戯(ピーインシー)」とは、文学、戯曲、音楽などの要素を融合させた影絵芝居で、“映画の先駆け”ともいわれます。皮影戯の演目は、歴史、伝説、愛、人情など、ジャンルはさまざまです。本章では、有名な演目の名場面を中心に、陝西皮影の特徴的な作品をご紹介します。
穆桂英、元帥となる/汪天喜 作
第3章と第4章のあいだには、皮影戯の体験コーナーとミニシアターをご用意しました。皮影戯では、皮影をスクリーンの裏側から押し当て、色鮮やかな皮影の陰影を映し出します。
皮影がどのように動き、皮影“戯”となるのか。体験と映像を通じて、皮影戯の美しく幻想的な世界をおたのしみ下さい。