岡本太郎記念館で10年ぶりのパフォーマンス 企画展「今がすべてだ!―続・柿沼康二の挑戦状―」を11月18日より開催
なにができるかはやってみなければわからないし、姿は日々変わっていきます。目指しているのは“完成”ではありません。あえて言うなら、作品はモノではなく、アクションそのもの。床・壁・天井……第1展示室の空間全体を“太郎の言葉”が躍動します。さらに第2展示室では『TRANCE-MISSION』プロジェクトの作品をお披露目。
このクリエイティブな試みに立ち会ってみませんか?
岡本太郎記念館館長 平野暁臣
書家である私は、文字や言葉を筆で表現する一方、いつしか現代アーティストとして筆以外のツール、言語以外の表現、パフォーミングアート、インスタレーションなど、書と他ジャンルとの間を平気で行き来するようになった。
太郎が絵画のみならず、彫刻、パブリックアート、インテリアデザイン、書道、文筆など様々な表現に果敢に挑み続け境界線を乗り越えて行ったように私もありたいと思う。
書とか現代アートとか、それらの概念や限界を超え、誰もやったこともない切り口から誰も見たことのない風景を作り出すのがアーティストとしての本望である。
今回は、これまでの太郎との企画展やコラボとは全く違うアプローチから新たな境地へ挑戦したいと思っている。