京阪沿線3つのモールで「DREAMY CHRISTMAS 2021」がスタート!
主に日本家屋の中で使われる障子や襖、戸などの建具の装飾として使われており、木を組み合わせてできる模様の数は200種類を越えると言われています。組子を作るには非常に高度な熟練した技術が必要で、1人前の職人になるには多くの経験と鍛錬が必要とされているにも関わらず、和室離れが進んだ現代の日本では触れる機会が徐々に少なくなってきています。しかし土佐組子のように伝統技術を用い継承しながら新しい商品の開発にも力を入れている職人も登場し、モダンなデザインや革新的な挑戦でその魅力を発信しています。
組子に使用される伝統的な和柄には丈夫ですくすく育つ麻の葉(子供の成長を願う、または魔除けの効果があるとも伝えられている)、長寿の薬として重宝された胡麻(無病息災)、縁起のいい七宝亀甲(絶えることのない永遠の連鎖、人と人との関係が円満に広がる)とモチーフの由来になぞらえた祈りや願いが込められています。
株式会社 土佐組子(2016年~)
社長・組子細工職人 岩本大輔氏 profile
高知県高知市生まれ。高校卒業後、建具製作技能士を取得。その後宮城県にて伝統的建具技法および、組子細工の修行後、2011年に帰郷。