くらし情報『GSアライアンスが、機械的強度が復活する画期的な廃プラ再生技術の事業化を目指す』

2021年12月10日 10:30

GSアライアンスが、機械的強度が復活する画期的な廃プラ再生技術の事業化を目指す

さらに、高度物性再生に適用できる新たな押出機の考案も行い、この押出機を用いることでこれまでの生産速度を維持したまま、高性能なリサイクル製品を生産することが可能になることも明らかにしました。

これまでは、プラスチック製品は数年から十年以上使用すると、引張強度や靭性などの機械的強度が低下していくのが当たり前で、通常の方法で再生ペレットを製造しても、機械的強度は弱いままで、これらの再生ペレットを用いた成形品の用途などは限られていました。つまり、弱い再生ペレットだけで成形品を作っても、強度が弱いので使えない場合が多いのです。しかしながらこの技術は、特に靭性などを改良してプラスチックの機械的強度を新しい樹脂ペレット並みに復活することができる画期的な技術です。この技術を用いた廃プラスチックを用いることにより、これまで強度が弱く成形できなかった成形品などが、再び廃プラだけで成形できる可能性があります。
またこの手法はいわゆるマテリアルリサイクル法の1つでもあり、コストも安く、今後、マテリアルリサイクル、ひいては廃プラ業界のリサイクル効率が飛躍的に高くなる可能性があります。GSアライアンス株式会社は、この度、上記の技術を福岡大学からライセンスを受け、この技術を実行できる押出機も自社内に設置しました。

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