2021年12月24日 09:30
映画は大ヒット、大河ドラマも再放送決定!盛り上がる新選組ブームを記念して『新選組血風録』を年末年始に無料公開
、「海仙寺党異聞」(全10話)、「胡沙笛を吹く武士」(全10話)の3篇です。
「芹沢鴨の暗殺」は、新選組の筆頭局長となった剣豪・芹沢鴨が、その粗暴で傍若無人な振る舞いが災いし、近藤勇や土方歳三、沖田総司らによって謀殺されるまでを描きます。芹沢の死によって、新選組における近藤・土方体制が確立されることになります。
「海仙寺党異聞」は、争いを好まず、会計係として新選組に入ったはずの長坂小十郎が、同郷の隊士の敵討ちに駆り出されてしまうという一篇。まるで噺家のような風貌の長坂ですが、実は居合の達人でもあったのです……。
「胡沙笛を吹く武士」は、胡沙笛というアイヌ伝来の笛を吹く奥州南部出身の隊士、鹿内薫の物語。隊の中でも腕も度胸も抜群と評判の鹿内だったが、京女・小つるとの出会いが鹿内の運命を狂わせていくことになります……。
盛り上がる新選組ブームに合せて、コミック版『新選組血風録』を併読することで、司馬遼太郎が描いた幕末世界への理解がより深まるのでは、と考えております。
■書誌情報■
書名:新選組血風録(一)
販売価格:990円(税込)
体裁:B6判 並製カバー装
詳細URL:
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160901049
書名:新選組血風録(二)