くらし情報『長良川流域が世界の持続可能な観光地100選に選出!関市の刃物に関する施設の最新情報公開』

2021年12月24日 13:00

長良川流域が世界の持続可能な観光地100選に選出!関市の刃物に関する施設の最新情報公開

が良質な材料を求めてこの地へ移り住んだことから関の刃物造りの歴史が始まったとされています。当時からこの地域は、砂鉄や焼刃土、炉に使う松炭、長良川と津保川の良質で豊富な水があるなど、刀造りに理想的な条件を備えていました。そのため、室町時代中期から末期にかけて300人以上の刀匠がこの地に集まり、日本刀造りに勤しんだとされています。

関の刀は「折れず、曲がらず、よく切れる」日本刀として十全の特徴を持ち、戦国時代にはそれが全国で評価され、織田信長や武田信玄など名だたる武将達に愛用されるとともに、関の刀匠は各地の大名に召し抱えられることとなりました。こうしたことから、江戸時代に入ると、関で生まれた美濃伝という流派が日本刀の主流となっていきました。

その後、時代の流れとともに刀剣の生産は衰退していきますが、高度な技術と品質は受け継がれ、現在はカミソリや包丁、ハサミといった家庭用刃物等に活かされています。中でも、高い機能性とデザイン性を兼ね備えた包丁類は、全国シェアの50%近くを占め、海外の有名シェフにも愛用されています。関市内には約50社の刃物メーカーと250社の関連事業者があり、そのほとんどが昔ながらの分業制で刃物製品を製造しています。

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