くらし情報『日本発で世界初!東京農工大学が冬季ブルーベリーの栽培に成功 500円玉超クラスの“クリスピーベリー”を伊勢丹新宿店にて12月から販売開始』

2021年12月27日 09:30

日本発で世界初!東京農工大学が冬季ブルーベリーの栽培に成功 500円玉超クラスの“クリスピーベリー”を伊勢丹新宿店にて12月から販売開始

果樹は、春夏秋冬を体験させることによって開花、結実し、休眠するため、同施設では、「春・夏・秋・冬」それぞれの環境を再現できる部屋を設置して、ブルーベリーをモデル植物として、果樹のライフサイクルの短縮化の研究を行ってきました(図1)。
研究の結果、ブルーベリーの連続開花結実法を開発し、2012年に特許を取得しました。この技術では、オフシーズンを含む通年で果実の収穫が可能になり、また通常の自然栽培に比べて4~5倍の収量になりました。また、連続的に開花が行われ、結実するため、1本の木に花、未熟果、成熟果が混在するいわゆる四季なりの様相(図2)を示し、長期にわたって出荷が可能になります。そこで、本技術を社会実装するため、共同研究先の日本ガスコムが2021年6月に設立した6,000m2の植物工場(図3)で、連続開花結実法を誘導する温度、日長等の制御を行って実験を重ねた結果、9月から開花が認められ、11月から果実が成熟しました。
品種によって大きさ、糖度は異なりますが、大粒や高糖度の果実が収穫できたことから、伊勢丹新宿店で果実が12月から販売されることとなりました。
日本発で世界初!東京農工大学が冬季ブルーベリーの栽培に成功 500円玉超クラスの“クリスピーベリー”を伊勢丹新宿店にて12月から販売開始

図1:ライフサイクルの短縮化と高収化のシナリオ
日本発で世界初!東京農工大学が冬季ブルーベリーの栽培に成功 500円玉超クラスの“クリスピーベリー”を伊勢丹新宿店にて12月から販売開始

図2:連続開花結実状況
日本発で世界初!東京農工大学が冬季ブルーベリーの栽培に成功 500円玉超クラスの“クリスピーベリー”を伊勢丹新宿店にて12月から販売開始

図3:アグリガスコムの植物工場

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