2022年2月9日 12:00
現存最古のジャズ喫茶、横浜野毛の「ちぐさ」建て替えへ。「Jazz Museum CHIGUSA ファンド」で資金を募集。
現存する日本最古のジャズ喫茶である横浜野毛の「ちぐさ」が、開業90年の2023年、ミュージアムとして生まれ変わります。そして、創業店主・吉田衛が終戦直後、穐吉敏子、渡辺貞夫、日野皓正さんたちの勉強のために何回も、何時間もレコードを聴かせていた音と空間を、このなかに再現します。このたびミュージアムの建設にあたり、「Jazz Museum CHIGUSA ファンド」が発足いたしました。
外観イメージ
■古くて新しいジャズ喫茶の誕生です
現存する日本最古のジャズ喫茶ちぐさ(横浜市中区野毛町)は、創業90周年にあたる2023年、博物館機能を備えた「ジャズミュージアム・ちぐさ」として再出発することとなりました。現在の店舗は狭隘な上に耐震性に問題があり、より安全で快適な音楽空間を実現するため、ジャズ喫茶のイメージを超えた外装と内部構造を持つ新たなライブハウスとミュージアムに生まれ変わります。
ちぐさは創業店主・吉田衛の遺志を受け継ぎ、「ジャズの歴史と伝統を大切にし、それを未来につないでいく」ことを使命と考えています。新しい店舗は、若いプレーヤーに演奏の場を提供し、ジャズを愛するファンには、ちぐさが90年にわたって蓄積してきた6,000枚のLPレコードや、駐留米軍の残したV-ディスク(注)