くらし情報『世界初!GSアライアンスが天然深共晶溶媒を用いて、木と石そのものから作った100%天然バイオマス系生分解性プラスチックを開発』

2022年2月2日 10:30

世界初!GSアライアンスが天然深共晶溶媒を用いて、木と石そのものから作った100%天然バイオマス系生分解性プラスチックを開発

最近は様々な生分解性プラスチックが国内外の企業で生産され、少しずつ実用化され始めていますが、まだまだ石油由来で生分解性しないプラスチックが大半で、世界でのプラスチック汚染はとどまることを知りません。これらの生分解性プラスチックは石油から作られるか、トウモロコシ、サトウキビなどのバイオマスからも作られますが、人間の食糧と拮抗するという問題があります。
人間の食糧と拮抗しない理想のバイオマスとしてセルロースがありますが、石油由来の添加剤などを一切使用せずにセルロースを熱可塑性樹脂化することは難しいなどの課題もあります。

GSアライアンスの森 良平博士(工学)はこの度、同社で開発している深共晶溶媒、その中でも特に100%天然組成の天然深共晶溶媒を用いて、木そのものから熱可塑性材料を開発しました。木や植物はセルロース、リグニン、ヘミセルロースの3成分から主に構成されていますが、深共晶溶媒によりこれらの成分を膨潤、微分散、溶解させ、加工して、熱可塑性材料化したことになります。同様の方法で、木を含めた、あらゆる地球上の植物、廃木材、廃植物、海藻、廃紙、パルプなどの天然有機資源を原料とすることができます。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.