くらし情報『サンクトと高橋 潤一名誉教授(帯広畜産大学)、L-システインを用い家畜由来メタンガスを大幅削減する技術の実用化を目指し契約を締結』

2022年2月3日 14:15

サンクトと高橋 潤一名誉教授(帯広畜産大学)、L-システインを用い家畜由来メタンガスを大幅削減する技術の実用化を目指し契約を締結

株式会社サンクト(本社:東京都江東区、以下サンクト)は、L-システインを用いて反芻動物のげっぷに含まれるメタンガスを減少させる技術の実用化を目指し、帯広畜産大学(北海道帯広市)の高橋 潤一名誉教授と共同研究開発を目的とした契約を締結しました。メタンガスは温室効果ガス(GHG)のひとつで、地球温暖化効果は二酸化炭素の約25倍です。2021年11月に英国で開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)では、2030年までにメタンガスの30%削減(2020年比)目標が示され、日本をはじめ多くの国が同意しました。

高橋名誉教授の研究チームは牛の硝酸塩中毒について研究する過程で、中毒を起こした牛のげっぷにはメタンガスが含まれず、飼料に硝酸塩とL-システインというアミノ酸を添加することで中毒を防ぐことができるだけでなく、胃内におけるメタンガスの産生が抑制されることを見いだしました。L-システインは食品添加物や化粧品・医薬品の原料と幅広く使用されており、羊毛や鳥の羽毛、ヒトの毛髪にも存在しています。
人為起源によるGHG排出量全体の約16%をメタンガスが占めており、その約25%が家畜由来とされています。

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