くらし情報『サンクトと高橋 潤一名誉教授(帯広畜産大学)、L-システインを用い家畜由来メタンガスを大幅削減する技術の実用化を目指し契約を締結』

2022年2月3日 14:15

サンクトと高橋 潤一名誉教授(帯広畜産大学)、L-システインを用い家畜由来メタンガスを大幅削減する技術の実用化を目指し契約を締結

高橋名誉教授らの技術によるメタンガス抑制効果は約90%と見込まれ、この技術が実用化されればGHG排出量削減につながることが期待されます。

サンクトは世界を代表するアミノ酸メーカー新生源社(中国湖北省)の日本総代理店という強みを活かし、L-システイン塩酸塩の原料を安定供給することが可能です。しかしL-システイン塩酸塩を飼料添加物として使用する上で、酪農家・畜産家への負担増加が懸念されます。一般的な飼料の価格が100円/kg以下であるのに対して、L-システイン塩酸塩の原料価格は2,000円/kg以上であり、飼料に添加した際のコスト上昇が見込まれます。酪農家・畜産家にとってコスト上昇は受け入れがたく、L-システイン強化飼料を普及する上での課題となっています。

この課題を解決するためにサンクトは再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)と同様な国の助成制度の導入を視野に入れ、関係省庁へ働きかけを行います。L-システイン塩酸塩が飼料添加物として指定されるためには、有効性・安全性・安定性などの膨大なデータを取得する必要があります。そのために必要となる費用は最大10億円程度と見込まれており、GHG排出量削減に関心を持つ企業を募って資金調達を行い、異業種間での連携を図る予定です。

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