エールフランス航空は、新たなCO2排出削減戦略を掲げ「Air France ACT」プログラムを発足しました
一連の仮説(特に輸送網の発展に関するもの)にもとづき、2050年に向けて脱炭素化への軌道を定めてまいります。「ホライゾン2030」プログラム同様、科学的ベンチマークに基づきプロセスを運用します。
■CO2排出の回避と削減に向けた優先課題
<次世代型航空機の導入>
新型機材エアバスA220ならびにA350は、従来機と比較するとCO2排出量が最大25%、騒音フットプリントが平均で33%の抑制効果がある、燃費効率のよい機材です。エールフランスは2030年までには保有機材の7割をこの新機材に切り替えるため、2025年までに年間10億ユーロを新機材調達に充てる予定です。
新型機材エアバス
<SAF(持続可能な航空燃料)使用の促進>
燃料ライフサイクル全体でCO2排出量を平均80%削減し、食糧供給と競合しないSAFの利用を促進します。エールフランス航空はフランスの法律に従い、2022年以来、フランス国内を出発するすべてのフライトの搭載燃料に1%相当のSAFを混合しています。2030年までに、すべてのフライトに少なくとも10%程度のSAFを混合し、2050年には63%混合を達成することを目指しています。