2022年5月20日 11:00
台湾イラストレーターの展覧会が阪神梅田本店で6月から相次いで開催!!
それより解像度が低いとドットが目立ちガタついた粗い画面となり滑らかな描線が失われてしまいます。
通常、パソコンやスマホ画面表示であれば72dpiがWEB解像度やスクリーン解像度とされモニター上では問題なく美しく見ることができますが、それを印刷すると不適合となり文字などが判読できないことさえあります。ここで一番問題なのが、解像度を高くするとデータ容量が非常に大きくなり作画環境に大きな負担がかかることです。つまりイラストレーターにとってモニターのみで作家活動をするのか、印刷媒体を想定して作画するかによってコンピューター性能や作業手順、作業時間が大きく変わるということであります。今展では300dpi以上の原画データを使用しての展覧会とすることにしました。
つぎにサイズの問題です。日本画や洋画であれば号数という規格サイズがあり、パネルや額縁に既製品があり、オリジナルサイズで描くということがあまりありません。しかしイラスト界には確立されたサイズ寸法はなくイラストレーターが自由サイズで作画しています。
この自由サイズの原画をAサイズ、Bサイズや日本画や洋画などの既成品に落とし込もうとすると原画を損ねてかけ離れたトリミングや縮小拡大が行われます。