2022年10月11日 10:00
シール・ラベルの剥離紙(セパレーター)を原料とした再生紙の開発に成功
国内トップシェアである当グループの製品製造時に廃棄される剥離紙(セパレーター)は年間約300トン以上あり、その多くが焼却されグループ内の工場で熱源として利用されていました。剥離紙(セパレーター)には、剥離層としてシリコーンなどの樹脂が塗工されているため分離が難しく、手間と技術が必要なためリサイクルに着手する企業は現れませんでしたが、経営方針に基づき、兼子グループ様との協業により約1年かけ開発に成功しました。
当グループが積極的にリサイクルを推進することで、社会的責任を果たすと同時に業界全体に対してもポジティブな影響を与えられると考えています。
■再生紙の製造過程
剥離紙には様々な加工がしてあるため、再生紙としてリサイクルするのが難しいのですが、今回それが可能になりました。
再生紙の製造過程
■今後の展開:紙バッグやその他への展開を目指し実証実験
OSPグループでは、納期短縮や省人化推進の為、将来的には、お客様とオンラインで色校正を行える遠隔色校正システムを導入し、各工程においてデジタル化を推進してまいります。現在ではデジタル印刷は全体の18%(2022年10月現在)となっています。