くらし情報『工学院大学の伊藤 博之教授、グッドデザイン賞2022ベスト100を受賞(11/1)』

2022年11月18日 11:30

工学院大学の伊藤 博之教授、グッドデザイン賞2022ベスト100を受賞(11/1)

ペンシルビルにおけるそういった制約に対し逆転の発想で大きな柱の存在感をポジティブに捉え、階高の調整や、扁平柱の採用、千鳥状の柱の配置などの工夫で内部のプログラムと構造体の形状が互いに共鳴しあう計画を導き出し見事に存在を空間の個性と魅力へと昇華させている。柱はプライベート空間を緩やかに分節する間仕切りとなり、扁平柱に架かる貫はロフトの床を支える機能を果たし、かつ空間にリズムと陰影を生みだす要素となった。結果的に内装材で駆体を覆ったり、表面的な意匠を施すことなくひだのある豊かな空間性を実現している。
構造と空間が呼応する潔い空間構成、複雑なプログラムを明解かつ鮮やかに解いた設計者の手腕が高く評価された。

ベスト100受賞 ホテル「PRISM Inn Ogu」紹介ページ(同デザイン賞サイト):https://www.g-mark.org/award/describe/54200■伊藤 博之教授コメント(建築デザイン学科、写真左)
家族やグループなどのそれぞれが、良い距離感で一緒に居られる、新しい「共にいる場所」が実現できたと考えています。この度の受賞につきまして、関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

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