2022年11月21日 09:30
日本初!?“翻訳不可能性”に挑む新しい演劇スタイル<マルチリンガル公演>特集サイトをリリース!
京都を起点にし、総合芸術としての演劇活動を国内外に発信している劇団「地点」(運営会社:合同会社地点)は、2022年11月16日(水)、他に類をみない新たな演劇のスタイル<マルチリンガル公演>についての情報サイトを開設いたしました。
マルチリンガル
<マルチリンガル公演>とは、劇団「地点」が12月に控えるKAAT神奈川芸術劇場での公演『ノー・ライト』でチャレンジする、全く新しい演劇のスタイル。俳優が、それぞれ母国語でない言語(ドイツ語・英語・フランス語・スペイン語・ロシア語・韓国語・日本語の7ヶ国語)でそれぞれの台詞を語る<マルチリンガル公演>は、おそらく日本では初めての試みだと思われます。出演者がそれぞれ異なる言語で語り、観客は台詞を聴きながら日本語字幕を読みます。
地点の俳優・安部聡子も出演している濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』でも、さまざまなバックグラウンドを持つ俳優たちが異なる言語で演じる舞台作品の上演がひとつのクライマックスとなりましたが、今回の<マルチリンガル公演>は、まさに映画で上映されたような、言葉を意味と感情に因数分解することで、イメージの増幅、音そのもの、めまぐるしい時間感覚を楽しむ新しい演劇のかたちです。