くらし情報『【六甲高山植物園】冬季特別開園~雪を割って咲くバイカオウレンの群落~』

2022年12月22日 17:45

【六甲高山植物園】冬季特別開園~雪を割って咲くバイカオウレンの群落~

5枚の白色の萼片から覗く黄色い花弁はよく目立ち、蜜を出して虫を呼び寄せます。本州の関東地方以西に分布する日本の特産種で、石灰地域によく見られる傾向にあります。当園は約20,000球のセツブンソウを植栽しています。

◆フクジュソウ〈キンポウゲ科〉
【六甲高山植物園】冬季特別開園~雪を割って咲くバイカオウレンの群落~

【花期】2月下旬~4月上旬
林の周縁部等に生える多年草です。花の咲いている時期は約15cm程度の高さですが、花後は根茎から多数のひげ根を出し、30cm程に達します。金色に咲く花はその姿からおめでたい花としてなじみ深く、「福寿草」と記されます。パラボラ型の花で太陽光を中心に集め、その熱で寒い時期に飛ぶ昆虫を呼んでいると考えられています。


◆ザゼンソウ〈サトイモ科〉
【六甲高山植物園】冬季特別開園~雪を割って咲くバイカオウレンの群落~

【花期】3月上旬~下旬
雪が溶けると間もなく、濃い茶色の仏炎苞(ぶつえんほう)がむっくりと顔を出します。その姿が、達磨大師が座禅を組んでいるようにみえるため、「ザゼンソウ」と和名が付けられ、別名「ダルマソウ」とも呼ばれます。まだ雪の残る中で咲くこともある本種は、開花直後に自ら発熱し、仏炎苞の中は20℃前後になることが知られています。ミズバショウと同じ仲間で、葉は花が終わるころに伸びてきます。

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