“海鮮の宝庫”千葉が誇る東京湾の海の恵みを食べつくそう特集 千葉の水産物を堪能できるイベントも開催!
未経験から試行錯誤を重ね「江戸前オイスター」の誕生に漕ぎつけた。現在も生産量の増加と美味しい牡蠣を追い求め、改善と開発に力を注いでいる。
ー「江戸前オイスター」の誕生について
牡蠣養殖を始めたのは2018年です。元々、海苔の養殖を主に行っていたのですが、近年の不作の影響で漁業者も激減し、何か他の産物がないかを考えていました。当初は、わかめや昆布も養殖してみたのですが、思うように需要が伸びず、メインとなる食材を探している中で、元々富津の海に牡蠣が生息していたことは知っていたため、牡蠣に目をつけ、養殖を始めました。
ブランド化を目指し、養殖を始めて3年目には「江戸前オイスター」と命名しました。
ー「江戸前オイスター」の特徴について
まず、養殖方法に特徴があります。他県の多くで行われている養殖方法は縄などを使った垂下式の方法ですが、「江戸前オイスター」はカゴを使った方法で養殖しています。
垂下式は縄に複数の牡蠣を付着させて育てますが、「江戸前オイスター」は小さいときからカゴの中で1個ずつバラバラで養殖するため、牡蠣同士がぶつかり合い余分な付着物がつきません。そして、カップが深い形の殻になり、殻に対しても身がしっかりと詰まった牡蠣を作ることができます。