2023年2月21日 09:30
百年続く企業を目指して――ナンセイスチール取締役社長・劉国利氏へのインタビュー記事を「人民日報海外版日本月刊」にて公開
二人のあいだには何事においてもコンセンサスがあり、昇給や福利の改善を進めるときは、日本人従業員のみならず、必ず中国人の従業員にも同様の待遇をする。
また、ナンセイグループで勤めた技能実習生が帰国する際は、それが誰であれ、稲福社長が自ら盛大な歓送会を開く。明るい未来を約束する十分な俸給だけでなく、ナンセイからの感謝状と、三年間を通して得た知識、技術、自信、そして温かな感動を持って帰ってもらうのである。
一般的に、日本に来た技能実習生の給料は20万円程度であるが、ナンセイではその倍近くを出している。いまやナンセイの名は良心的な企業という代名詞として広まっており、河南省や山東省ではナンセイからの募集があると、多くの人々が熱心に応募してくる。
そういった話を聞いているうちに、記者は2020年にナンセイに関する記事を発表したことを思い出した。そしてその記事には、かつてナンセイで技能実習生として過ごした人々から多くの熱いコメントが寄せられた。「私は2014年度です!」「私は河南から。
2017年度!」「ナンセイには一生感謝しています!」そんな短いコメントには、ナンセイで勤めたことに対する誇りが感じられる。