2023年6月29日 16:15
廃棄コーヒー豆が原料のヴィーガン素材「コーヒーレザー」 お手入れ簡単でより天然皮革に近い見た目の人工皮革を開発
オリジナル革製品の企画・デザイン・販売を行うステータシー株式会社(以下、ステータシー社)は、昨年冬に廃棄コーヒー豆を原料とした合成皮革「コーヒーレザー」を発表し、そのサステナブルな取り組みが注目を浴びました。そして今回は更なる技術革新に成功し、新たな素材「人工皮革」の開発に成功しました。
左:人工皮革 右:合成皮革
【人工皮革と合成皮革の違いについて】
人工皮革は、基材に不織布を使用。表面の見た目だけでなく構造や機能、風合いまでを天然皮革に似せて作られます。そのため、天然皮革(以下本革)に劣らない風合いと製品の耐久性を兼ね備えています。例えば家具や車のシート、靴などに幅広く使われる素材です。
一方、合成皮革は基材に綿やポリエステル、レーヨンなどを使用し、その上にウレタン樹脂をコーティングし、形成されています。主に大量に生産される商品に使用されています。
合成皮革で作成したトートバック
■人工皮革や合成皮革は専用クリーナーでの面倒なお手入れは不要
ステータシーが開発した人工皮革は、天然皮革に近い見た目を実現していますが、その魅力はお手入れの簡単さにもあります。本革のお手入れに必要な専用のクリーナーは必要ありません。