くらし情報『スタジオジブリの映画監督・高畑勲の生まれ故郷「三重」で開催 「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」三重県総合博物館にて7月8日(土)開幕』

スタジオジブリの映画監督・高畑勲の生まれ故郷「三重」で開催 「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」三重県総合博物館にて7月8日(土)開幕

NIPPON ANIMATION CO. ,LTD.“Anne of Green Gables” (TM)AGGLA

第3章 日本文化への眼差し 過去と現在の対話
映画『じゃりン子チエ』(1981)、『セロ弾きのゴーシュ』(1982)以降は日本を舞台にした作品に特化、日本の風土や庶民の生活のリアリティーを活写します。
その取り組みは、1985年に設立に参画したスタジオジブリにおいて、『火垂るの墓』(1988)、『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)という日本の現代史に注目した作品群に結実します。
日本人の戦中・戦後の経験を現代と地続きのものとして語り直す話法の創造と、「里山」というテーマの展開に注目します。

スタジオジブリの映画監督・高畑勲の生まれ故郷「三重」で開催 「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」三重県総合博物館にて7月8日(土)開幕

(C)1994 畑事務所・Studio Ghibli・NH

スタジオジブリの映画監督・高畑勲の生まれ故郷「三重」で開催 「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」三重県総合博物館にて7月8日(土)開幕

(C)1994 畑事務所・Studio Ghibli・NH

第4章 スケッチの躍動 新たなアニメーションへの挑戦
高畑はアニメーションの表現形式へのあくなき探究者でもありました。90年代には絵巻物研究に没頭して日本の視覚文化の伝統を掘り起こし、人物と背景が一体化したアニメーションの新しい表現スタイルを模索し続けました。

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