「2023年度みちびきを利用した実証事業」にベトナムでの電力不足問題を改善するMADOCA-PPP活用の送電線点検ソリューション提案が採択
■採択された実証事業の概要
(1) 実証事業名
MADOCA搭載ドローンのインフラ点検への活用に向けた性能評価実証
(2) 実証事業の概要
ベトナムにおける電力不足の課題解決への一助として、ファンリードが実績のあるベトナム国産ドローンメーカーであるMAJ(*3)と協働して行う、MADOCA-PPPの高精度測位機能を付加したドローンベースのインフラ点検ソリューションビジネスの事業化に向けての実証事業です。
送電網の点検においては、送電線の損傷や溶損、素線切れなどの異常箇所の位置推定を行う必要があります。電網のようなインフラ構造物は三次元的な広がりを持っており、送電線の異常部位の正確な位置推定は複雑ですが、ドローンによる観測位置を高精度に測位できるMADOCA-PPPとスマート農業分野で開発したVisual SLAM技術を組み合わせることで送電線の異常部位の推定に取り組みます。
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図:ファンリードが提案する送電線点検ソリューション
■東南アジアにおけるファンリードのドローン事業の展開
ファンリードはこれまで、マレーシアの農業・環境分野での取り組みを推進してきました。
・スマート農業事業
https://www.funlead.co.jp/agritech/
・環境分野での取り組み(マングローブの保全)