くらし情報『ケアネット、産業医科大学との共同で「日本における非アルコール性脂肪性肝炎患者(NASH)の臨床的特徴」についての論文を発表』

ケアネット、産業医科大学との共同で「日本における非アルコール性脂肪性肝炎患者(NASH)の臨床的特徴」についての論文を発表

本論文では、NASH患者の日常診療においては、性差や年齢差を考慮し、肝硬変や肝癌を始めとする悪性腫瘍のリスクや、生活習慣病併存症に細心の注意を払う必要があると結論付けています。

【NASHについて】
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は最も一般的な肝疾患であり、世界人口の約20~30%が罹患しています[1]。NAFLDには、病理学的に純粋な脂肪症のみ、あるいは脂肪症に炎症細胞浸潤を伴う非アルコール性脂肪肝(NAFL)と、肝脂肪症、炎症細胞浸潤、バルーン化(肝細胞バルーン化)、肝線維化を伴う非アルコール性脂肪肝炎(NASH)があります[2]。
NASHは、メタボリックシンドローム、肥満、糖尿病(DM)、高血圧、脂質異常症[1]と強く関連しており、主な死因は心血管イベントと肝疾患関連イベントです[3]。しかしながら、NASH診断のための生検率は低く、NASHは過小診断されています[3]。世界のNAFLD及びNASH患者数のマルコフモデルに基づく推計によると、日本におけるステージIII以上の線維化NASH患者数は、2016年には66万人、2030年には99万人に増加すると予測されています[4]。

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