2023年9月27日 11:00
深刻化する黄砂被害、原因は量産されるカシミヤ製品?!遊牧民が育てたエシカルなカシミヤ製品のポップアップストア開店
黄砂の一因となる砂漠化を防ぐ取り組みをしている、東京都豊島区でモンゴル産の最高級カシミヤを用いたアパレル企画販売を行うブランド、CASHMIKA(カシミカ、代表:小野田 みか)では、10月にこの秋冬限定のポップアップショップを東京、神奈川、大阪、京都で展開します。
モンゴルの責任ある遊牧民
【カシミヤヤギの過放牧で黄砂が深刻化】
今年の春は例年に増して黄砂の被害が拡大しました。黄砂はゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの東アジアの黄土地帯から、強風により吹き上げられた多量の土壌や鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来する現象です。黄砂による弊害は車や窓が汚れるだけでなく、眼や鼻や皮膚などにアレルギー症状を引き起こす可能性もあります。
これまで黄砂は単なる自然現象だと考えられていましたが、森林減少土地の劣化、砂漠化といった人為的影響による環境問題としての認識が高まっています。その一因に冬の高級素材カシミヤがあります。高まる需要に応えカシミヤヤギの過放牧を行った結果、自然の牧草が回復するサイクルでは追い付かなくなり一部地域で砂漠化が進んでいます。
【モンゴル産は法律や制度で環境を守る動き】
黄砂発生源の一つが、中国とモンゴルにまたがるゴビ砂漠。