液冷方式サーバー機器に対応した超省エネ型データセンターサービス「Green Nexcenter(TM)」の展開を開始
このような中、データセンターサービスにおいても、高性能なプロセッサーを搭載したサーバー機器の収容に対応した、新たな冷却方式やさまざまな工夫が求められおり、NTT Comでも2017年から「Nexcenter Lab」(※3)において、空調機を搭載したリアドアラック、サーバー機器を直接冷却液に浸す液浸方式、プロセッサーに取り付けた冷却プレート内に冷媒となる液体を循環させて冷却する液冷方式など、さまざまな冷却方式の性能などを比較検討してきました。
中でも、液冷方式については、2022年より液冷方式対応のプロセッサーを搭載したサーバーの販売が開始され、一般企業による導入が容易になっています。
2.「Green Nexcenter(TM)」の特長
(1) 生成AI/GPU向け高発熱サーバーに対応
1ラックあたり20kWから最大80kWの電力消費に対応するIT環境を実現します。
(2) pPUE1.15の優れた電力使用効率を実現
液冷方式では、サーバーの冷却に空気よりも熱伝導率の高い液体を使用することで、従来型の空気による冷却方式に比べ、効率的な冷却が可能です。これにより提供ルーム単位の電力使用効率pPUE1.15(目標値)