くらし情報『タラ号海洋プロジェクトの成果:巨大ウイルス、遺伝子組成の変化による環境適応が明らかに』

2023年10月13日 12:00

タラ号海洋プロジェクトの成果:巨大ウイルス、遺伝子組成の変化による環境適応が明らかに

今回の研究から、機能未知の遺伝子の中にも極域に特有な遺伝子が多数発見されました。こうした遺伝子の生物学的な意義はまだ不明ですが、今後の研究により、こうした遺伝子の中から有用な機能が発見されることが期待されます。

■巨大ウイルスとは
核細胞質ウイルス門(Nucleocytoviricota門)とミルスウイルス門(Mirusviricota門)のいずれかに属するウイルス。遺伝子を数百から千個以上保持している。

■タラ オセアン ジャパン 理事 緒方 博之氏
今回の海洋ウイルスの新たな知見の獲得にもつながったタラ号海洋プロジェクトで、科学探査船タラ号にも乗船した。緒方氏のウイルスの研究に関しては、NHKの番組、コズミックフロント「ウイルスプラネット」でも取り上げられ、2022年7月21日に放送された。現在、NHKオンデマンドで2024年6月27日まで視聴可能。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2022121521SA000/

■タラ号海洋プロジェクト
海洋プランクトンの多様性を地球規模で綿密に調査することを目的としたプロジェクトで、2009年から2013年まで12万5,000kmを航海した。

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