奈良からSDGsを発信!労働環境の改善や大量廃棄の抑制など生活様式を変える可能性をもつ商品&サービスを発表
2011年には11件だった大型トラックのタイヤが外れる脱落事故は、2022年度には140件となり、年々増加しています。その要因のひとつは、タイヤのボルト・ナット規格がJIS規格からISO規格に変更されたためと言われています。
大型トラックでは特に、一定距離を走行するたびにナットを締め直す「増し締め」作業が必須です。しかしドライバーの働き方改革等も相まって、作業を怠ってしまうというヒューマンエラーが起こりがちになっています。
そこで同社は、JIS規格の食い込み構造とISO規格の部品点数が少なく作業性が良い点の、良いとこ取りをした、ゆるみにくいナットを開発しました。本品で、増し締め作業を削減できることから、それに付随するヒューマンエラーが削減できます。
『脱落防止ナット』は意匠登録をしており、性能面はエビデンスとして、大阪産業技術研究所の軸力テストで600トルクで190、日本品質保証機構のナット強度区分では10.8の評価です。■SDGsポイント:増し締め作業の削減で労働環境を改善
大型トラックのタイヤには、60~80個のナットが装着されています
トラックの毎日の運行前点検作業には30分程度が必要です。