くらし情報『浪曲界の第一人者、京山幸枝若が浪曲の牙城、浅草木馬亭で“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル”を開催。』

2024年2月14日 17:00

浪曲界の第一人者、京山幸枝若が浪曲の牙城、浅草木馬亭で“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル”を開催。

曲師と呼ばれる三味線が入ります。物語を音楽に乗せて口演する、いわば浄瑠璃と同じ上演形式をとります。
そのために浪曲師は、「節」(地の部分)と呼ばれる演者独自のメロディとリズムを持つ必要があります。
さらに会話の部分を「啖呵」と呼びますが、このセリフ部分は演技力で観客を引き付けてこそ浪曲と言えます。
ところが昨今では音楽要素を無視し大声で怒鳴り上げ、演じる要素を蔑ろにした音痴浪曲も増えてきておりますが、そういう浪曲は本来の浪曲とは呼べません。
その点、京山幸枝若は完璧な浪曲師です。浪曲と言うとダミ声でブツブツと重苦しくて何を喋っているのか分からないと考えている方にこそ聞いていただきたいのが幸枝若です。音域の広い美声、はっきりした活舌、メロディアスな節回し、啖呵の迫力。
ドラマティックな台本。そして爆笑のギャグがふんだんに入ります。浪曲は嫌いだが幸枝若は好きという方が多いのも頷けます。

■各回の内容について
【古希記念京山幸枝若フェスティヴァル初日】
幸枝若が二席演じる通常の独演会スタイル。前読み(前座)は愛弟子の京山幸太が勤めます。
幸枝若の武器として持ちネタの豊富さが挙げられます。浪曲全盛期の名残を留めていた時期に入門したために、若き日より通常の寄席興行に加え、旅公演、大舞台による名人会でネタを増やしていきました。

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