2024年3月5日 10:30
新生活をスタートする社会人&学生必見!ストレスゼロ会話術の書籍『話がうまい人の頭の中』を発売
御自身の経験やこれまで出会った「話がうまい人」の考え方を分析しながら、100%伝わるコミュニケーションの秘訣を解説します。
■■本文の抜粋■■
話がうまい人は「2本の電車」を走らせている!?
うまく話すには「状況把握力」と「状況判断力」が必要です。
会話における「状況把握」とは、相手に応じて適切な言葉選びをするだけでなく、話しながらリアルタイムで相手を観察することです。
「観察」とは、すなわち、聞き手の“理解度”をつかむということ。
相手は今、自分の話をきちんと理解しているだろうか、と考えてみるのです。
聞き手の反応を見ながら、「ピンときていないかも」と思ったら、
たとえ話を挿入したり言葉遣いを変えたりして話の内容をアレンジします。
相手が退屈していると感じたら、細かな説明を省いて、話のテンポを上げてみます。
このように、聞き手の理解度を察知する“理解度センサー”を働かせれば、
相手の反応に合わせて話の軌道修正ができるようになるのです。
このセンサーを働かせるには、頭の中で2つの思考を同時に進める必要があります。
ひとつは話の展開を組み立てる思考(→何を、どう話すか)。
もうひとつが、聞き手の理解度を察する思考(→ちゃんと伝わっているか)