2024年3月5日 10:30
新生活をスタートする社会人&学生必見!ストレスゼロ会話術の書籍『話がうまい人の頭の中』を発売
小学4年生にわかるように話せるか?
わかりやすく話す訓練をするには、大人相手でも、あえて小学生に説明するように話してみるのも効果的です。その際、相手を「小学校4年生」くらいだと想定してみてください。
私の経験から言うと、小学3年生くらいまでは説明するのに特別な工夫が必要ですが、4年生になると、語彙に気をつけて丁寧に話せば大抵の話は通じます。私はこれまでに小学生向けの本を何冊もつくっていますが、対象が小学生の中学年の場合、編集者の方に「想定読者は小学校3年生ですか? それとも4年生ですか?」と確認しています。大した違いはないだろうと思うかもしれませんが、小3と小4の間には語彙力や理解力において、確かな“壁”があるのです。
たとえば、「チャットGPT」を小学校4年生にわかるように説明してみましょう。ここで「人工知能AIを駆使し、大規模言語モデルを基盤とした対話型インターフェイス」などと話しても、当然ながら、伝わりません。IT用語や一般的でない言葉を使わずに、本質をわかりやすく説明しなければ、小4どころか大人でも理解できないでしょう。
「コンピューターのしくみを使って、人間と話しているみたいに自然な言葉で質問に答えてくれるサービス」