浪曲師・京山幸枝若が重要無形文化財(人間国宝)に認定 独演会を8月10日(土) 東京・木馬亭で開催
の良さ、節(地の部分)の良さと三拍子揃った名人。時に放たれる警句の切れ味も絶品。
オリジナルの演歌も発売多数。堅苦しいイメージの浪曲を、「わかりやすく」「面白く」をモットーに日々舞台に立つ。社団法人浪曲親友協会会長として若手の育成にも精力的に取り組み、浪曲の復興に力を注ぐ。
浪曲衰退の危機感から、大阪では2015年5月から「浪花ともあれ浪曲三人舞台(なにわともあれろうきょくざんまい)」と題して後輩の春野恵子、門弟の京山幸太との三人会を隔月開催。
2016年からは、浪曲の牙城、木馬亭(浅草)において、「京山幸枝若独演会」(制作:有限会社宮岡博英事務所)を年2回開催。毎回二席ずつ十八番を披露して大きな拍手を受けている。
門弟の京山幸太も毎回前座として参加し、東京における修業の場ともなっている。
この独演会で2020年(令和2年)度第75回文化庁芸術祭大衆芸能部門で大賞を受賞。さらに2023年 第73回芸術選奨文部科学大臣賞受賞(大衆芸能部門)。
2021年11月にはデビュー50周年を記念して木馬亭において5日間連続の独演会『京山幸枝若フェスティヴァル』(制作:有限会社宮岡博英事務所)を開催。