浪曲師・京山幸枝若が重要無形文化財(人間国宝)に認定 独演会を8月10日(土) 東京・木馬亭で開催
浪曲大看板の連続公演は極めて珍しく絶賛を博す。
2024年は古希を迎えて、4月には木馬亭、5月は国立文楽劇場(大阪)で、それぞれ2日連続の『古希記念京山幸枝若フェスティヴァル』を開催(制作:有限会社宮岡博英事務所)。初日は通常の独演会、2日目は浪曲河内音頭を特集し賞賛を浴びる。
後進の育成に最も熱心な一人である。その理由は、「昔の芸人というのは、芸は盗むもので教えるものではないという考えが強かった。それ故に習得には時間が掛かり過ぎた。今の時代にその方針でやっていたら、浪曲の衰退を食い止めることは出来ず、時間が足りない」
その成果は門人の京山幸太が2022年(令和4年)度第77回文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞を受賞したことにも表れている。
2006年 大阪府知事表彰「芸能文化功労賞」
2010年 公益社団法人浪曲親友協会会長
2016年 第51回大阪市市民表彰(文化功労部門)
2020年 第75回文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞
2023年 第73回芸術選奨文部科学大臣賞受賞(大衆芸能部門)
2024年 重要無形文化財認定(人間国宝)
文責:有限会社宮岡博英事務所
■幸枝若浪曲の魅力
浪曲とは、日本の三大話芸(講談、落語、浪曲)