革新的なラーニングテクノロジーを発掘する「ラーニングイノベーショングランプリ2024」の特別賞「EduDX賞」が決定
1人1台端末が実装された教育現場において、環境や操作スキル、授業スキルに依存しない統計教育を実現できるこれらのWebアプリケーションは、データサイエンスを学ぶ高校生を支援する強力なツールだと思いました。将来的には、さらに多くの高校で取り入れられること、また教員の教育のためにも活用されることを期待しています。
◆「EduDX賞」受賞者の伊藤 大貴先生からのコメント
この度は、『「データ駆動型探究活動」に導く統計分析Webアプリケーションの開発』を評価していただきありがとうございます。高校の情報科目を担当する教員として、「学んだ力を活かせるような環境を提供したい」「統計やデータサイエンスをもっと身近な存在にしたい」という思いで開発・検証を行いました。
学習指導要領の変遷に伴い、「統計」の重要性が増していく中、(1)教員の指導時間の不足 (2)学びを転移させる環境の欠如、この2点について大きな問題意識を抱えています。
これからの社会を生きる子どもたちは「データを活用する力」が必要であると思っています。しかし、「データ」を「科学的な根拠」に昇華させるためには統計的な見方や考え方が必須であり限られた時間の中で効果的な学びを行う指導や支援が求められます。