津波の発生原因を再検証し、新たな防災技術の確立をめざす『TEN Selected Papers 津波災害を根絶する』9月13日より電子書店にて発売
説を再検証する重要性は、日々高まっています。
津波・地震の発生メカニズムの再検討や、それに基づく災害の発生予測・対策技術の提言など、災害対策のために重要な文章を数多く収めた本書は、これからの世界の防災のあり方を考える上で欠かせない一冊です。
■緒言「なぜ、どのようにして東北地方太平洋沖地震と津波災害は発生したのか」
丸山 茂徳(東京工業大学 名誉教授)ほかによる、書き下ろしの緒言を収録しました。
大規模海底地すべりを原因とする津波発生のメカニズム、新たな知見に基づく地震発生原理の再検討、GPSの観測データに基づく地震発生地域の予測、海底土木技術の開発による津波災害の事前対策、いま危険視すべき地域など、これからの防災研究・災害対策事業に欠かせない議論が展開されています。
■「TEN Selected Papers」について
国際津波防災学会(ITDPS)の機関誌として創刊された科学誌『TEN (Tsunami, Earth and Networking)』から、テーマごとに精選した論稿を収録する特別増刊です。『TEN』は、斬新な意見を科学的議論を通じて検証する気鋭の防災研究誌として各界から高い評価を得ており、第4巻より国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)