くらし情報『知られざる美術工芸の魅力を約280点の作品で紹介する『嗅ぎたばこ入れ 人々を魅了した小さな容器』をたばこと塩の博物館(東京・墨田区)で9/21~12/22開催』

知られざる美術工芸の魅力を約280点の作品で紹介する『嗅ぎたばこ入れ 人々を魅了した小さな容器』をたばこと塩の博物館(東京・墨田区)で9/21~12/22開催

最新の開館情報は、公式Xかお電話でご確認ください。
公式X:https://x.com/tabashio_museum

■展覧会の構成と展示作品
1. 嗅ぎたばことは
嗅ぎたばことは、粉末状にしたたばこの葉を鼻から直接吸い込んで嗜むものです。日本ではあまり馴染みのないものですが、世界の歴史をみると、時には喫煙以上に人気のあるたばこの嗜み方でした。
嗅ぎたばこの起源はアメリカ大陸とされており、その風習は南米の中央および北部、特にコロンビアやベネズエラなどの低地地域やエクアドル、ペルーなどの高地地帯まで広がり、動物の骨などを利用した管を用いて吸引する姿も確認されています。
最初のコーナーでは、日本ではあまり知られていない「嗅ぎたばこ」について、その歴史や人々が嗜む様子を、文献や版画、写真や参考図版などを通して紹介します。

2. ヨーロッパの嗅ぎたばこ
アメリカ大陸を原産とするたばこは、ヨーロッパ人のアメリカ大陸到達以降ヨーロッパ各国に伝わりました。当初、たばこは薬としても用いられ、中でも、スペインとフランスでは「嗅ぎたばこ」の形態で普及しました。スペインでは17世紀はじめにヨーロッパ初のたばこ工場が建設され、嗅ぎたばこの製造が始まりました。

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