くらし情報『知られざる美術工芸の魅力を約280点の作品で紹介する『嗅ぎたばこ入れ 人々を魅了した小さな容器』をたばこと塩の博物館(東京・墨田区)で9/21~12/22開催』

知られざる美術工芸の魅力を約280点の作品で紹介する『嗅ぎたばこ入れ 人々を魅了した小さな容器』をたばこと塩の博物館(東京・墨田区)で9/21~12/22開催

また、フランスでは18世紀はじめに宮廷で嗅ぎたばこが流行し、ヨーロッパ中に広まるきっかけとなりました。
嗅ぎたばこを保管する容器は、箱型の「スナッフボックス」と瓶型または壺型の「スナッフボトル」に大別されます。庶民が用いる嗅ぎたばこ入れは木などを素材にした簡素なものでしたが、上流階級の人々は、金や銀、鼈甲などを使用したものや、エナメルで仕上げた贅沢なものを使用していました。
このコーナーでは、フランスを中心に、ヨーロッパの多彩な嗅ぎたばこ入れを紹介します。

【ヨーロッパでの上流階級の嗅ぎたばこ入れ】
フランスでは、たばこを好まなかったルイ14世(在位:1643-1715)が亡くなると、当時の工芸技術を駆使した豪華な嗅ぎたばこ入れが数多く製作されるようになりました。さらにルイ16世(在位:1774-1792)の時代になり、貴族を中心とした上流階級の贅沢が最高潮に達すると、金製や銀製のボックスの蓋面に宝石が散りばめられ、きらびやかな文様が施されるなど、一層豪華なものが作られました。嗅ぎたばこ入れは、フランス宮廷のみならず他国の宮廷でも人気を博し、上流階級の間で嗅ぎたばこを嗜むことが流行しました。

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