くらし情報『右肩下がり時代をのびのび生きるコツは過疎の被災地のじいさんばあさんが知っている!書籍『「みんな」って誰?』を刊行』

右肩下がり時代をのびのび生きるコツは過疎の被災地のじいさんばあさんが知っている!書籍『「みんな」って誰?』を刊行

右肩下がり時代をのびのび生きるコツは過疎の被災地のじいさんばあさんが知っている!書籍『「みんな」って誰?』を刊行

著者近影

●「はじめに」より抜粋
「世の中これからどうなるんだろう」「日本社会の未来って、なんだか不安だなあ」そんな気持ちをいだくことはありませんか? はじめからそんな不景気な話やめてくれよと思ったあなた、ちょっと待って。この本は、そんな不景気な話を景気のよい話でごまかすのではなくて、世の中が右肩下がりになっても、それでも気持ちよくのびのび生きていくことができるとしたら、それはどのようにできるか考えるために書きました。ヒントをくれるのは、災害に見舞われた被災地。それも、災害がおきる前から、人口減少や高齢化が進んでいて、災害からの復興にあたっても、明るい未来を描くことが難しかったような被災地です。被災地では、最初は、もうだめなんじゃないかという諦(あきら)め感や無力感がただよっていました。けれど、さまざまな取り組みのうちに、雰囲気が変化していきます。やがて、人口減少がとまったわけでもないし、高齢化もいっそう進んでいるのに、被災した人が「復興した」「過疎がとまった」と胸をはるようになりました。それはなぜなのか。
ここに、右肩下がりの時代をすこやかに生きていくヒントがあると思います。

ですから、この本はたしかに過疎が進む被災地での災害復興の現場をおもにあつかっているのですが、そこから考えたいのは、災害復興のことだけでなく、右肩上がりに「よくなっていく」

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