アグリ王とアクポニが共同開発:糖度15度の高品質イチゴを安定栽培可能な閉鎖型アクアポニックス システム 2024年10月販売開始
イチゴ栽培の三つの特長
(1) アグリ王のイチゴ栽培ノウハウと、アクポニの技術を組み合わせたオリジナル設計
本システムは、アグリ王の持つイチゴ水耕栽培のノウハウを活かしたイチゴ専用ラックと、アクポニが開発した安定した水質維持を可能とする水槽・濾過循環器を用いている点が特徴です。ラックはイチゴ栽培の作業性を考慮した設計になっており、イチゴ栽培専用のオリジナルLED照明を使用しています。
通常、イチゴは農薬や化学肥料が必要とされる栽培方法が主流ですが、アクアポニックスの技術を用いることで、農薬や化学肥料を使わずにイチゴを年間を通して栽培することができます。また、最小規模である5平方メートルで実施した場合、従来の水耕栽培システムと比較し、1ヶ月で水を120L、液体肥料を920mL削減可能。廃液の発生がないため、コストを削減し、資源を有効活用することが可能です。
(2) 平均糖度15度の甘いイチゴが年間を通して生産可能
実証実験の結果、本システムで生産したイチゴは一般的なイチゴと比較し、糖度が高く酸味が少ないことが確認されました(文部科学省 食品成分データベースと実証実験で測定された数値を比較)。