京急空港線 羽田空港第3ターミナル駅に陶板レリーフを設置 日本特有の釉薬で世界とつながる玄関口を彩る 洋画家 絹谷 幸二氏が原画・監修「煌めく希望、KEIKYU」2024年10月3日(木)公開
造形では、力強く生き生きとした原画の筆のタッチやスピード感を意識して、土が形作られました。太陽の中心をあえて丸にせず、方向性を持たせることで、光の動きとエネルギーの広がりを表現しています。さらに、奥行きの造り方に工夫を加えることで、モチーフごとの距離感と風景全体に動きを持たせています。
また原画の持つ躍動感あふれる豊かな色彩は、約70種類の釉薬を組み合わせて表現しています。隣り合わせたピースの色合いを確認しながら、釉薬のレシピを調整し、繊細な焼成を繰り返すことで、独特の発色を創り出しました。特に、釉薬では表現が難しい赤、黄、オレンジも鮮やかに仕上げています。さらに、中央の飛行機の尾翼には「海鼠釉(なまこゆう)」、葉山の海や山には「織部釉」、川崎大師には日本最初期の釉薬である「灰釉」をアレンジし、日本特有の釉薬による色彩表現が楽しめます。
■陶板レリーフ「煌めく希望、KEIKYU」作品概要
【当事業の目的】
(1) 洋画家・絹谷 幸二氏の原画をもとにした陶板レリーフ作品によるパブリックアート普及の重要性を追求
(2) パブリックアートを通じて気軽に芸術に慣れ親しむことで、人々の心を和ませ元気づける空間を創出
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