琵琶湖発の活性酸素処理で低コスト・短時間で完熟堆肥化 世界のホテイアオイやサルガッサムの繁殖問題にWEF技術開発が挑む
数年前から世界の大学、企業がこの問題に取り組んでいますが、サルガッサムは含水率が95%以上あり、更にヒ素など重金属が含まれることなどから、未だに効果的な解決方法が実証されていません。
大西洋で発生するサルガッサム
海岸に打ち上げられたサルガッサム
■活性酸素によるサルガッサム処理
琵琶湖では毎年2万トン近くの水草が発生し、そのうち5~6000トンを滋賀県が刈取り、ダンプで遠隔地まで運搬し、3年近くかけて発酵処理しています。この間に発生するCO2の量は計り知れません。この問題を解決するため、当社では10年近くかけて小型装置で低コスト、農業利用にメリットがある活性酸素堆肥製造システムを完成させました。1)活性酸素生成装置とその効果
活性酸素生成装置「AOS」は50w(給気ファン込み)で、3000L/min(最大)の空気を処理します。
活性酸素発生装置「AOS」
活性酸素は強固な細胞壁を瞬時に分解します。
活性酸素による細胞壁分解
2)サルガッサムの高速堆肥化
サルガッサムを撹拌機に入れ、常温で活性酸素を照射すると、細胞が分解し、栄養源である細胞質が排出し、1~2時間で1/5~1/10に減容します。