マドンナやサンダーキャット、ルカ・グァダニーノら世界中のアーティストたちが語る、BRUTUSの「わたしが知らない坂本龍一。」特集が発売!
古くは、1984年に刊行した100号記念の「南米通信」特集。アマゾン川を大蛇とともに小舟で渡る坂本さんが表紙を飾り、ジャングルの奥地にあるオペラハウスでピアノを弾く姿が見られたりと、とてもメモリアルな一冊です。その後も、アルバム『async』発売の直前にロングインタビューを実施させていただき、そのお話から一冊を作り上げた特集『はじまりの音楽』(2017年)など、坂本さんは『ブルータス』にとって、とても特別な存在でした。亡くなられてからも、何かご一緒できないかと考えていましたが、展覧会の開催というタイミングで坂本さんを深掘りした特集を作ることができ、とても嬉しく思います。
マドンナから思いの詰まったメールが届いたり、LAで行われた映画『Opus』のプレミア上映会で語られたバリー・ジェンキンスとフライング・ロータスの対談を収録できたり、岡村靖幸さんと完成前の坂本さんの新しいスタジオを訪ねたりと、特別な取材を数多く実現できました。坂本龍一というアーティストがいかに世界中で愛されていたのか、慕われていたのかを改めて感じ、そしてそれぞれの作品に込められた思いについて考えを巡らせる機会となりました。