【監修記事】まだ間に合う!子どもの可能性を広げる「しつけ」の新提案
連載2回目のテーマは子どもの「しつけ」です。小学校高学年〜中学生になってくると、一般的に言われているしつけのアドバイスでは「うちの子にはその手はもう通じないな」と感じることはありませんか。 そこで、今回は「しつけ」について少し新しい角度でお話をしようと思います。
さて、企業が新卒採用者に求めている能力は何だと思いますか。面白いことに理系、文系ともに「主体性」が上位に挙げられています。 ということは、将来を考えると今から主体性を身につけさせておくことが大事だともいえますね。では、主体性とは何かを一緒に考えてみましょう!
「主体性」とは
世界的にも有名になった著書『7つの習慣』の中に「主体的であるとは、人間として自分の人生に対して責任をとること」 注1 とあるように「主体性」とは、自分の意思や行動に対して自分で決定し、それに基づいて行動できる能力を指します。 10代のしつけでは、「自分の行動に責任を持てるようにする」ということも重視していかないといけません。「行動に責任を持つ」ようになるためには、前提として「自分で決める」という経験が必ず必要です。しかし、子どもに意思決定を全て委ねるのは不安も残る年齢です。