2022年3月15日 20:45
頭の中が真っ白に… アラサー女性に突き付けられた「年下彼との結婚の条件」【後編】
そのため、結婚して子どもを産んでもこの仕事を続けたかったですし、将来は独立したいという思いもあったんです。
ですが、弘樹と結婚するためには、その夢を諦めるしかない状況でした。彼と一緒に帰りながら、頭のなかでいろいろと考えてしまいましたね。
すると、そこで電話が鳴ったんです。職場からでした。私の担当しているお客さまが衣装のことで相談があるという内容でした」
別れを決断した「彼のひと言」
「緊急のようだったので、弘樹に“ごめん”と言って少し離れたところで電話をしました。15分ほど話して電話を切り、彼のところに戻ったんです。
すると、彼は待たされたためか不機嫌に。
そして、“どうせ結婚したら辞めるんだから、適当に対応すればいいじゃん”と言ってきたんです。
私は彼のその発言で、ハッと目が覚めました。もし辞めるとしても、それはお客さまに対して適当な対応をする理由にはなりません。
その瞬間、“この人とは結婚すべきではない”と思ったんです。自分の進みたい道があるのなら、無理に方向転換する必要はないと。きっと自分に寄り添ってくれる人がこの先現れるはずだと…。
その後、じっくりと考えたうえで、私は弘樹と別れることを決意。